芥川龍之介の本の感想

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芥川龍之介さんの書籍である「地獄変」「河童」「蜘蛛の糸」を読んでの感想を書いてみました。

芥川龍之介は小説家です。

芥川龍之介は日本を代表する小説家の一人で、1892年3月1日に京橋に生まれました。

短編小説を数多く発表し、1927年7月24日に田端にある自宅の自室で服毒自殺によって亡くなっています。

芥川龍之介の代表作には、「羅生門」「地獄変」「藪の中」といった今昔物語集や宇治拾遺物語といった古典から題材を取り入れたものが多くありますが、同時に児童向けの作品でもある「蜘蛛の糸」や「杜子春」といった小説も執筆しています。

多くは短編小説で、長編小説を書き上げることが出来なかったとも言われています。

芥川龍之介は無類のたばこ好きで、一日に180本ものたばこを吸っていたとも言われています。

小説家としては、夏目漱石を師として仰ぎ、終生に渡って尊敬していたようです。

夏目漱石の葬儀の際には受付を務めていました。

芥川龍之介が無くなった8年後、親友であり、さらに文藝春秋社主であった菊池寛が、新人文学賞である芥川龍之介賞を設けています。

この通称芥川賞は、現在でも日本でもっとも有名な文学賞として続いています。

菊池寛は第一高等学校で同級生であり、それ以来に友人であったそうです。

地獄変の感想

小説家芥川龍之介の代表作の一つでもある「地獄変」は、人の業を描いた作品で、数ある芥川龍之介の作品の中でも非常に強烈な印象を持つ作品になっています。

この作品を読んだ人の感想というのはどのようなものになっているのでしょうか?この作品ではやはり狂気というものが一つのテーマになってきています。

良秀の娘をわが物とできなかった大殿は、娘を父親の前で焼き殺すという凶行に及んだ狂気、そして絵師として自分の娘が焼き殺されているのにもかかわらず、恍惚とその情景を見て、絵への執念を見せる良秀の狂気です。

結果としては絵師としての良秀の狂気が、大殿の狂気を凌駕しているように感じますが、同時に父親として自分の娘が焼き殺されてしまう瞬間を見続ける良秀自体も正気を保つことが出来ず、絵を描ききったのちには自死してしまいます。

結果として誰一人幸せにならない終わり方になっています。

大殿は生涯にわたり良秀の狂気に震えながら生きなければならなくなります。

死んでしまう事よりも、そのことの方が恐ろしいと感じるのは、自分だけではないのではないでしょうか?もしかしたら芥川龍之介自体も、このような狂気を自らに感じていたのではないかとも思いました。

蜘蛛の糸の感想

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」。

あまりにも有名なお話です。

幼い時に教科書に出てきた話としても結構インパクトがあるものとして心に残っています。

「蜘蛛の糸」は地獄にお釈迦様が蜘蛛の糸を垂らすと言うお話です。

男が主人公のように描かれていますが、実際はこれは人間のそのものを描いていると言っても良いのでしょう。

人間、窮地に追い込まれたときに人のことを考えて行動が出来るのかどうか。

仮に一人の人が他人のことを考えるような行動が出来たとしても他の人たちはどうなのか。

誰もかれもみな人のことを考えて行動が出来るのか。

それは土台無理な話です。

人には個性があり欲があります。

その欲は人のための欲求を満たすものではなく自分の欲を満たすものです。

地獄のような場所にいて救いの糸が垂れて来たら我先に上るでしょう。

他の人も助けたいと思っても糸が切れるのではないかと思ったら他人を払いのけようとするでしょう。

これは物語に出でくる男だけでなく人間の性かもしれません。

人が生きている世界をそのまま表しているのが「蜘蛛の糸」そのものだと言えるのでしょう。

誰もが平等には難しいのです。

河童(芥川龍之介)の感想

芥川龍之介はそれこそ日本を代表する作家だと言って良いでしょう。

芥川龍之介の作品は数多く世の中に出ていますが、その多くは芥川龍之介の内面を表している、もしくは人間の弱さや奇妙さといったものを表現しているものが多いのではないかと思われます。

「河童」という話もその意味では同じだと言えるでしょう。

書いてある内容は理解できても小さい頃に読んでも意味を理解するのは難しいかもしれません。

何を言いたいのかよくわからないと思うのかもしれません。

実際、私もまだ中学生のころに読んだときには今一つピンと来ないものがあったように思います。

しかし、この「河童」という話の内容が芥川龍之介の内面にあるものだと思って読んでみると何となく理解できます。

精神病の患者が出てきますが、精神病の患者は普通の人と何が違うのか。

本当な特別に違っているものでもないのだけれども、もしかしたら感性が鋭いから感受性が鋭いから普通の人とは違ってしまうのかもしれません。

そんな部分を芥川龍之介も持っていたのではないでしょうか。

「河童」は芥川龍之介そのものの話なのかもしれません。


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